変電社日記

転がっているデジタルアーカイブスをいろいろdiggin'して電子「古書」としてサルベージしたら面白いんじゃないかと思っている人の準備会

変電社宣言 3

2から続きます)

以下僕の考え方のスタンスを説明する上でのサンプルです。

かつて「今改めて聴いてみるとなんだよイケてるじゃん」系の古いJazzやR&Bの類を「レア・グルーブ」なんて括りレコードをかき集めていたDJ・コレクターがおりました。

過去の音楽を現在の価値観で捉え直す際、当時には評価されなかった楽曲の価値が新たに見出される場合がある。その楽曲は、現在の音楽(ダンスミュージック)においては、音楽面において珍しいだけでなく音源の流通という側面においても非常に珍しい(希少価値がある)存在である。このように、現在の新たな価値観で「踊れる、のる事ができる」ものとして発掘され、再評価を受けた過去の楽曲の事を、「珍しいグルーヴ(を持つ音楽・楽曲)」として、レア・グルーヴと呼ぶ。(Wikipedia「レア・グルーブ」)

ものすごいざっくりと上記「レア・グルーブ」ジャンルが成立していたであろう条件を考えてみると、中古レコードという形で分厚く積み重なったポップミュージックの地層(アーカイブス)とクラブやカセットテープ(懐かしい!)で仲間に提供・共有できる場所(リアルタイム・シェア)と「面白い音を探したい!」というパッションであったろうと思います。

 

今コンテンツとしての「電子書籍」も実はその地平にいつのまにやら立っているのではないか?と僕なんか勝手に妄想してしまったわけです。近代デジタルライブラリーで閲覧できるコンテンツ数は現在32万冊ある。仮にこのうち1%僕が個人的に読むとして3200冊。1日1冊処理しても8年以上かかると考えるとこの道は本当に進んでいいものかと俄に迷い始めますが僕にはパッションだけはあるようなので困ってます。

 

まず僕自身がいろいろと人体実験として、まずはアーカイブスをいろいろ漁りdiggin'して、リアルタイムでここや各種ソーシャルメディアでシェアして参りたい所存です。

 

以下をルールしばりとします。

  • まず扱うコンテンツはデジタルで
  • 「変」がついてますがふざけるという意味ではなく
  • 従来の「電子書籍」概念からは「変わっている」というニュアンスで
  • 「新刊電書」(妙な言い回しになってますが)でも文脈が繋がっていくものはどんどん紹介
  • もちろん参考文献で紙の本だって紹介
  • もっとも継続こそ「力」だと認識しているので、続けたい
  • あまりネタがないもしくはネタを消費できてない場合は変電社通信
  • ゆるくでご勘弁ください!

社主代理 持田 泰