変電社宣言 2
(1から続きます)
Q:何故こんなことをするのか?
A:単に面白そうだからです。
世界のあらゆる情報が適正な質問(検索キーワード)が用意できさえすれば、全てが検索ヒットされて見出され消費できているかのようにも見える現在ですが、今後このブログで主に紹介するであろうコンテンツ群は全てスキャニングデータとしての「古書」の山です。
その古書の山は2012-3年にかけての現在においてはまともなOCRはかかりません。旧字やノイズのせいでもありますが、つまりまだ全文検索はできません。結果、書誌情報等のメタデータがキーワードとして検索されるのが精一杯な現状なので、本の「中身」の情報は「誰か」が読まないといけない。
では僕が読もうじゃないかということになります。面白そうだから読みたいというのもあります。また妙な言い草になりますが、本は読まれて初めて「本」になると思えば、読者の空席は早急に埋めてやるべきであると。
事実海底の泥を中に沈んでいるが再読されることを待っている本も多いでしょう。 それをサルベージ=海底から引き揚げたら、難破船の中に財宝が眠っているかもわからない!
リパッケージしてリバイバル展開も妄想
僕はあくまで「読者」としてその古いコンテンツを読みたいと思っておる書痴ではありますが、面白いのだけど非常に読み辛いブツであるので、改めてリーダビリティを追求してリパッケージして展開するのもありであろうと思ってます。もちろん権利切れコンテンツの展開ではありますが、面白い本であればやはり復古して通常の流通に乗せるべきだろうと認識しています。
そのためにはまず文脈形成が必要であると思い「変電社」を旗揚げしたわけです。
(3へ続く)