変電社日記

転がっているデジタルアーカイブスをいろいろdiggin'して電子「古書」としてサルベージしたら面白いんじゃないかと思っている人の準備会

変電社宣言 1

Q:「変電社」とは?

A:必要に迫られ本日を以て急遽旗上げした「結社」です。

「変電社」は会社組織ではなく結社です。なお結社のスタンスは「電子書籍読者」です。ビジネス目線も学者目線もありません。かたじけなく思います。ざっくり言うと「変な電子書籍っていろいろあるから読んでみようや」結社です。

 

Q:何をするのか?

A:一部で流通している「変な電子書籍」を紹介したい。

電子書籍に関しては、デバイスやサービスやフォーマットは活発に議論展開されますが、そのサービスで配信されそのデバイスで読む、当の電子書籍=コンテンツに関する議論は少ない。ということを認識している方も結構いるんじゃないかと思います。一般に「本の虫」と称し称される「本好き」の皆さんが「本屋」と「装丁」の議論ばかりしているかと言われれば、一部しているかと思いますが一般的実態はそうではありません。

 

といったわけで僕が何をしたいかというと

この秋にリリースされたGooglePlayブックス慶応義塾図書館のコンテンツが混ざっていた結果、ごく一部の人々の間で瞬間最大風速的に盛り上がった「電子古書」というコンセプトがあります。これは「マガジン航」編集長/批評家である仲俣暁生氏がFacebook上で提唱されたもので、それは商業流通に乗った既刊本新刊本等の「電子書籍」ではなく、図書館の書庫に眠り続けていたデータアーカイブ群である「電子書籍」です。

その考え方にノックアウトされた僕は、古本好き図書館書庫好き野郎としてその慶応義塾図書館コンテンツを漁らねばならぬと思い至った次第です。また国立国会図書館所蔵で著作権期間が過ぎたかまたは権利処理されたコンテンツが「近代デジタルライブラリー」でWeb公開されているのですが、そちらも漁らねばならんと。また既に電子書籍ストアで売られてるコンテンツももちろん扱う予定ですが、主に紙で手に入れる場合は古本屋もしくはAmazonマーケットプレイスを介さないといけないような絶版本等を中心に扱ってみようと。屑値で売られていようがです。

その漁った中で、個人的な偏った趣味とそう広くはない知見で「これぞ!」と思ったものをピックアップして紹介したいと考えるに至りました。

 

2へ続く)